鍼灸専門 あま市の続木はり院

愛知県あま市篠田1丁目61番地

(予約制)☎052-445-5582

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腰痛の鍼灸治療

鍼灸治療を受けられる方で腰の痛みを訴える方が多くみえますが、単純に腰痛と言っても様々な原因があるため、使用する経穴(ツボ)も異なってきます。
ここではよくある腰痛の簡単な施術の流れを説明します。

慢性的な腰痛

腰痛

慢性の腰痛にはパソコンなどのデスクワークの多い方、車の運転を長時間される方、重い荷物を運ぶ方などに多くみられます。

うつ伏せで腰周辺のツボ、膝から下にある腰に関連のあるツボに施術し、しばらくそのままにします。
その後で腰の筋肉を緩めてから仰向けでお腹と手足にある疲労回復のツボと背中側の筋肉とバランスをとっている前側の筋肉をゆるめていきます。

疲労が原因の腰痛は1~2回の治療で効果が出ることが多く、少ない回数で済ませることができますが、仕事などで再び痛めることがあるので症状がなくなった後でも月一回など定期的なケアをされることをおすすめします。

また慢性の腰痛には婦人科疾患のある方腎臓が弱っている場合でも起こります。また腰よりも少し上(背中のあたり)に痛みのある場合は消化器系が弱っている可能性があります。
その場合は体質の改善をしていくことになりますので、よくなるまでに回数は多くかかりますが、2~3回の治療で効果は実感できます。

仰向けからお腹と手足にある内臓とホルモンバランスを整えるツボに施術し、しばらくそのままにします。
次にうつ伏せで腰周辺と骨盤にあるツボに施術していきます。

ぎっくり腰

ぎっくり腰

スポーツをしていて捻ったり、急に重い物を持ったりしたときに発生します。時には歩けなくなるほどの痛みを伴うこともあります。
症状の軽い場合は1~2回で動けるまで回復しますが、症状の強い場合は2~3回は治療の間隔を詰めて通っていただき、その後は少しずつ間隔をあけていきます。

横向きなどの楽な姿勢で手足にあるツボを中心に施術し、しばらくそのままにします。
その後で痛みが軽減したのを確認してから仰向けでお腹と手足のツボに施術します。

腰部ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛

いずれも背骨から出ている神経を圧迫することによるもので、下肢のしびれや痛みを伴うことがあります。
痛みの緩和は早い内に効果が出てきますが、しびれに関しては時間がかかります。

また治療を継続していくうちに下肢の痛みが強くなる場合がありますが、これは感覚の鈍くなっていた神経が回復したために再び痛みを感じれるようになったためで、むしろ回復に向かっている段階なのでそこで治療を中断せずに継続するようにしてください。

横向きなどの楽な姿勢で背骨の際にあるツボと足にある背骨に関連のあるツボに施術し、しばらくそのままにします。
腰の筋肉をゆるめた後で仰向けになりお腹と手足にあるツボに施術します。

腰椎圧迫骨折後の腰痛

あま市で腰痛

腰椎圧迫骨折は骨粗鬆症を基盤として起こるものが大部分で、高齢の特に女性に多くみられます。

転倒して尻もちをついたり、バスで上下に振動した程度の軽い衝撃で起こることもあります。症状としてはぎっくり腰のような痛みが起こります。

治療は整形外科にてコルセットを巻いたり、場合によっては手術で固定します。

正しい処置が施されれば時間とともに骨は再形成されていきます。ところが骨折自体は治っていても、その周囲の筋肉が緊張していたり、血行障害が起こっていると、その後も痛みが続くことがあります。
特に冷えたりすると悪化するケースが多いです。

はりにて緊張した筋肉をほぐしていき、血行を改善すれば痛みはおさまっていきます。治療自体は上記の慢性の腰痛と同様な流れで行っていきます。